生活にまつわるお金との上手な付き合い方

はじめまして「まつたろう」といいます。小さなお子さんを持つ、子育て世帯だと、お金に関する悩みがたくさんありますよね?子育て世帯のお金の悩みを解決すべく、自身の体験をもとに、子供向け貯蓄・保険・住宅ローンなどについて記事を書いています。一緒に悩みを解決しましょう! by ファイナンシャルプランナー まつたろう

日経平均株価と東証株価指数とは?それぞれ日経225と呼ばれたり、TOPIXと呼ばれるやつです

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日経平均株価や東証株価指数という言葉は知ってますが、理解できてない人もいるのではないでしょうか。投資信託を買うときにもこの言葉が出てきますよね。そんなあなたに分かりやすく紹介します。

日経平均株価とは

日経平均株価も東証株価指数も、相場指標の1つです。指数ともよばれます。投資信託の銘柄名にも出てきますので、基本を押さえておきましょう。

日経平均株価とは、東京証券取引所の第1部に上場している会社のうち、225銘柄を日経が選び、それの平均株価で求めます。なお、単純な平均ではなく修正を加えています。なお、ETFやREIT、優先出資証券や子会社連動配当株式などの普通株式以外を除いています。純粋な株を225銘柄と覚えておけばOKです。

例)
225銘柄を選出、株価のみ値を抽出

225個の株価を合計し、225で割る

修正を加える

日経平均株価

例)
本当は225社ですが、3社の平均株価だとすると…
トヨタ自動車 1株6,092円
三菱商事 1株2,308円
ベネッセホールディングス 1株4,145円
計:12,545円
÷3≒4,181円
3社の日経平均株価は4,181円
225社でも同じです。

※実際には株価をみなし額面換算し、構成銘柄数である除数で割ったりします

日経平均株価は、日経平均、日経225ともよばれます。平均とついてるので、全銘柄の平均と受け取られそうですが、実際には225銘柄の平均なので注意しましょう。なお、日経平均株価は株価が高い銘柄(値がさ値)の影響を受けやすい特徴があります。

東証株価指数とは

こちらは、東京証券取引所が発表している指数となります。東証株価指数またはTOPIXと呼ばれます。東京証券取引所の第1部に上場している全銘柄(全部の会社)の時価総額の合計を、全銘柄数(全部の会社数)で割った数字です。
浮動株を除いて計算されています。浮動株とは、会社間で持ち合い、市場に流通しにくい株のことです。

なお、東証株価指数は時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいという特徴があります。

投資信託の名前でチェックすると…

試しに、日経平均株価に連動する運用を目指すインデックスファンドの名前をチェックしてみましょう。

ニッセイアセットマネジメント:ニッセイ日経平均インデックスファンド
アセットマネジメントOne:たわらノーロード 日経225

この2つの投資信託は、どちらも日経平均株価に連動する投資成果を目指して運用するインデックスファンドです。日経平均も日経225も日経平均株価です。つまり、同じ指数を使っています。名前の付け方が会社ごとに異なるので注意しましょう。この2つの投資信託は、日経平均株価と同じような値動きになります。(同じような値動きを目指して運用されている)

さらに、東証株価指数(TOPIX)の方も名前をチェックしてみましょう。

三菱UFJ国際投信:eMAXIS Slim 国内株式インデックス
ニッセイアセットマネジメント:ニッセイTOPIXインデックスファンド

この2つの投資信託は、どちらも東証株価指数に連動する投資成果を目指して運用するインデックスファンドです。国内株式という表現も、TOPIXも東証株価指数のことでした。つまり、同じ指数を使っています。名前の付け方が会社ごとに異なります。注意しましょう。

指数に連動した成果を目指す運用とは、どのような運用か

上記で紹介した、ニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ日経平均インデックスファンド」を例に解説いたします。

目論見書(この投資信託の説明書)のP.6に下記の説明があります。

配当込みの日経平均株価(日経225)の値動きを示す「日経平均トータルリターン」の値動きに連動する投資成果を目指し、原則として、同指数に採用されている銘柄のなかから200銘柄以上に等数株投資を行います。

ということが記載されています。要するにファンドの運用としては、日経225で設定されている225銘柄と同じ銘柄を買うということです。そうすると基本的に日経225と同じ値(所有する株の平均株価が同じになる)になるということです。同じというよりは、ほぼ同じ、近い値になります。

例えば、日経平均株価が20,000円から20,200円のように1%上昇したとしたら、この「ニッセイ日経平均インデックスファンド」がファンドとして保有している株の価格も1%上昇します。結果的に、このファンドの基準価額(価格)も1%上昇するはずです。
例)
日経平均株価 5/1から6/1にかけて20,000円→20,200円
ニッセイ日経平均インデックスファンド 5/1から6/1にかけて10,000円→10,100円
※あくまで例です。実際の値、基準価額(価格)とは異なります。

日経平均株価に連動するインデックスファンドを買うと利益がでるのか

申し訳ありませんが、利益がでるか分かりません。が、日経平均株価が上がると、このインデックスファンドの基準価額も上がることになります。日経平均株価が上がるということ=日本の景気が良くなっているのと同じと言えます。世の中の景気が良くなると、日経平均株価も上がるということです。そうすると、それに連動するインデックスファンドの基準価額が上がります。

インデックスファンドとは(おまけ)

順番が最後でおかしいかもしれませんが、インデックスファンドとは何かというと、投資信託のうち、市場の平均を目指す投資信託のことで、上で書いたような、日経平均株価や東証株価指数と連動するように作られた投資信託のことです。あと、ファンドとは「投資信託」のことです。

投資信託についてはこちらの記事をどうぞ

投資信託とは何か。投資信託への投資を試してみよう。

まとめ

指数が分かると、その指数を使った投資信託の理解も深まるので是非覚えておきましょう。

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