生活にまつわるお金との上手な付き合い方

はじめまして「まつたろう」といいます。小さなお子さんを持つ、子育て世帯だと、お金に関する悩みがたくさんありますよね?子育て世帯のお金の悩みを解決すべく、自身の体験をもとに、子供向け貯蓄・保険・住宅ローンなどについて記事を書いています。一緒に悩みを解決しましょう! by ファイナンシャルプランナー まつたろう

【保存版】投資信託の選び方

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今回は、投資信託の選び方について書きます。

投資信託は最近、大変注目されています。
各証券会社がしのぎを削って、質が高くてコストが安いものを提供してきています。動きが速いため、本記事はすぐに情報が古くなる可能性が高いので
記事作成時点での最新動向として、読み進めていただければ幸いです。

長期投資・安定運用、市場の平均的な利益を目指したものを達成するためのポイントをまとめました。

ポイントは6つ

平均的な利益を長期にわたり目指す運用方針の場合、
選び方のポイントは、下記の6つです。
なお、各ポイントの中身については、このあとで詳しく説明いたします。

1.インデックスファンドであること

2.購入時の手数料が無料であること

3.お金をたくさん集めていること

4.信託報酬が安いこと

5.分配金が0円であること

6.販売からある程度の年数が経過していること

インデックスファンドであること

長期投資で安定的な利益を目標とするなら、結論としてはインデックスファンドを買いましょう。

投資信託を分類すると、インデックスファンドとアクティブファンドに分類できます。実は、世の中の大半が「アクティブファンド」に分類される投資信託です。
では、この2つの特徴を比べてみましょう。

<アクティブファンドとは?>

テーマに基づいて開発されたものが多いです。例えば、下記のようなテーマがあります。

・エコ関連企業へ投資する投資信託(太陽光発電、風力発電 等)
・AIに関する技術開発をしている企業へ投資する投資信託(自動運転 等)
・女性が活躍する企業へ投資する投資信託
・日本の高配当株トップ30へ投資する投資信託
などです。

これらは全てアクティブファンドという投資信託に分類されます。

試しに、2つ目のAIに関する投資信託を見てみると…
AIで自動運転の技術は今後伸びていきそうなので、これに関連した企業に投資すれば長期的には投資した金額に対して大きな利益を生みそうです。しかし、その分競争も激しいため、同じ企業が継続して利益を生み出していくのかは疑問です。
また、有望な会社を常に探して、そのような企業に投資することは可能なのでしょうか。何年かすると、投資先を探すこともだんだんと難しくなっていくのではないでしょうか。

自動運転はすぐにすたれないとしても、はやりの投資信託と言えます。テーマとして「AI」を選ことは分かりやすいテーマですし、目的が明確な投資信託ですよね。

アクティブファンドは、大きく利益を生む可能性もありますが、利益が全くでない可能性も同じくらあるんです。また、長期的にそのテーマが利益を生み続けるのかもポイントです。
また、アクティブファンドはコストが高いのですが、これについては後述します。

<インデックスファンドとは?>

経済や関する「指数」に連動する投資信託のことです。国内の指数で有名なのは、「日経平均株価(日経225)」や「TOPIX」と呼ばれているものです。

日経平均株価は、簡単に言うと、大企業225社の株価の平均です。
TOPIXは、株価ではなく会社の時価総額の平均です。

例えば日経平均株価に連動するタイプの投資信託として、ニッセイアセットマネジメント株式会社が販売している「ニッセイ日経平均インデックスファンド」があります。

これは、みなさんから集めたお金で、さきほどの日経平均株価として構成されている企業225社の株を購入していきます。そうすることで、日経平均株価と同じような成績を目指しています。普段ニュースで発表されているように、日経平均が前日比で1%上昇しました、となればこのインデックスファンドも理論上1%上昇します。
言い換えると、それに近い動き、たとえば0.9%かもしれないし、ぴったり1%上昇するかもしれませんが、ほぼ同じ分だけ上昇すると考えておいて間違いはありません。

日経平均株価に連動する投資信託を買うということは、日経平均株価の値が、継続的に上昇していく場合に利益が出るということになります。

日経平均株価を継続して買うと利益が出るの?については下記の記事を参考にしてください。

日経平均株価の過去の推移と、実際に買っていくと利益出たか確認する

結論:インデックスファンドであること

購入時の手数料が無料であること

購入するために手数料がかかったり、かからなかったりするんです。
この手数料が無料の投資信託を買ってください。

インデックスファンドは、購入するときの手数料が無料のものがほとんどです。
アクティブファンドは、購入するときの手数料が有料の物がほとんどです。

購入時の手数料が無料のものを選ぶということは、結局インデックスファンドを選ぶことになります。
ただし、いいアクティブファンドで購入時の手数料が安いものであれば検討の余地はあります。

結論:購入時の手数料が無料であること

お金をたくさん集めていること

みなさんからたくさんのお金を集めていれば、投資信託を運営する側は、そのお金でたくさんの投資ができます。集めたお金を「純資産総額」と表記されていたりします。

さきほどの日経平均株価に連動したインデックスファンドだと、日経平均株価を構成する225社の株をそれだけたくさん買えるということです。たくさん買えば買うほど、日経平均株価の数値に近い成績が残せるという仕組みのため、このインデックスファンドの価格が安定してきます。

なので、たくさんのお金で運営されている投資信託が良いとされます。
私の勝手な基準ですが、純資産総額が100億円以上の投資信託を選びましょう。

ちなみに、他の投資信託に投資する投資信託があります。これを「ファンドオフファンド」と呼びます。マザーファンドに投資すする子ファンドと言われたりします。その場合、マザーファンド自体は規模が大きくても、子ファンドは規模が小さい場合があります。
この場合は、マザーファンドが100億円以上の規模であれば、子ファンドが100億円に満たなくてもOKです。

結論:お金をたくさん集めていること(純資産総額100億円以上)

信託報酬が安いこと

信託報酬が安いものを選びます。
なるべく、信託報酬が安いインデックスファンドを選びます。

詳しくみていきましょう。

信託報酬とは、投資信託を運営する側に払うお金です。これで運営している人の給料等が支払われる仕組みです。年間で何%かかるのか決まっています。われわれとしては、支払う側なので、この信託報酬が少なければ少ないほど良いことになります。

信託報酬は、%(率)で表します。
高いものだと1%以上の投資信託があったりますが、大半はアクティブファンドです。基本的に、クティブファンドは信託報酬がかかります。インデックスファンドも信託報酬はかかりますが、アクティブファンドより安いです。

アクティブファンド→信託報酬がかかる、1%以上が多い
インデックスファンド→信託報酬が安い、1%以下が多い

以上より、インデックスファンドのうち、信託報酬が安い(1%以下で、なるべく0%に近いもの)ものを選ぶべきとなります。
私の勝手な基準ですが、年間0.3%以下のインデックスファンドを選びましょう。

結論:信託報酬が安いこと(0.3%以下)

分配金が0円であること

投資信託には、分配金というお金がもらえるものがあります。株の配当金のようなものです。年に1回だったり、半期ごとにもらえる投資信託もあります。

分配金を出すということは、運営している投資信託側から、われわれにお金が支払われることになりますが、運営側としては運用する資産が減ることになります。そうすると、規模が小さくなるため、規模に応じて稼げる利益が減ります。

なので、分配金は出さないほうがよいのです。

ほんと?

と言う声が聞こえてきそうですが、そうなんです。
分配金を出さないことによって、その投資信託全体の価値が高まるため価格が上がります。結果的にわれわれが買った投資信託の金額が上がり含み益ということにつながります。

配当もらったほうがお得では?

とさらに言う方もいらっしゃるかもしれません。
分配金もらいながら、運用も続けていけばいいじゃん。という考えもあるかもしれません。
繰り返しになりますが、分配をすることにより、その投資信託の規模が小さくなるため、生み出す利益が減っていき、分配する余裕がなくなってきます。そうなると運営自体が成り立っていないことになるため、分配金を減額するか0円にするなどの処置がされたりします。
本末転倒です。

分配金をださない分配金を買ってください。

結論:分配金が0円であること

販売からある程度の年数が経過していること

販売から5年以上経過している投資信託を購入してください。ただし、ファンドオブファンドの場合は、例外として5年未満でもOKです。マザーファンドが5年経過していればOKです。

長く運用されている投資信託は、安定した運用がされているという根拠になります。

結論:販売からある程度の年数が経過していること(5年以上)

実際に投資信託を選んでみました

実際に、6つのポイントに合致している投資信託を2つ選んでみました。参考にしてください。

<ニッセイTOPIXインデックスファンド>
1.インデックスファンドであること
→○
2.購入時の手数料が無料であること
→○
3.お金をたくさん集めていること
→204億円
4.信託報酬が安いこと
→0.17172%
5.分配金が0円であること
→○
6.販売からある程度の年数が経過していること
→2015年4月27日(約3年半)
ニッセイ国内株式インデックスマザーファンドの子ファンドである

<ニッセイ外国株式インデックスファンド>
1.インデックスファンドであること
→○
2.購入時の手数料が無料であること
→○
3.お金をたくさん集めていること
→103億円
4.信託報酬が安いこと
→0.11772%
5.分配金が0円であること
→○
6.販売からある程度の年数が経過していること
→2013年12月10日(約5年経過)
ニッセイ外国株式インデックスマザーファンドの子ファンドである

適当に選んだだけでですが、他にもいろいろあります。

まとめ

投資信託の選び方は、ポイントを押さえてしまえば簡単です。ネット証券では、条件を設定して検索することができるため、見つけるのも簡単です。無料で探せます。

今回書かせていただいたポイントは、長期で安定した運用を目的としたものです。基本的にはポイントに合致した投資信託を定期的に購入していきます。

次回は、インデックスファンドの細かい種類について説明したいと思います。インデックスファンドにも国内株式に投資するタイプや、海外株式に投資するタイプなど、様々な種類があります。

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