生活にまつわるお金との上手な付き合い方

はじめまして「まつたろう」といいます。小さなお子さんを持つ、子育て世帯だと、お金に関する悩みがたくさんありますよね?子育て世帯のお金の悩みを解決すべく、自身の体験をもとに、子供向け貯蓄・保険・住宅ローンなどについて記事を書いています。一緒に悩みを解決しましょう! by ファイナンシャルプランナー まつたろう

指数「S&P500」について理解しておこう

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今回は、アメリカ(以下、米国)の代表的な指数を紹介します。

米国の有名な指数は「ダウ工業株30種平均」と「S&P500」です。本日は「S&P500」について解説していきます。

出典:S&P Dow Jones Indices

日本の指数でいうとしたらTOPIXみたいなものです。この「S&P500」の値や値動きによって景気の動向や、企業の業績の目安の参考となります。TOPIXについては一番下にリンクを貼りましたのでご参考ください。

S&P500とは?

S&P Dow Jones Indices(読み方:エスアンドピー ダウジョーンズ インデックス)社が提供している、米国の市場に基づいた指数です。

S&P Dow Jones Indices社の説明によると…

S&P 500は米国大型株の動向を表す最良の単一尺度として広く認められている株価指数である。この指数をベンチマークとする運用資産の総額は9兆9千億米ドルを超え、この指数に連動する金融商品の運用資産額は約3兆4千億米ドルに及ぶ。この指数は米国の主要産業を代表する500社により構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている。

出典:S&P Dow Jones Indices

NYSEやナスダック等に上場している会社から代表的な500社を選び、その株価をもとにして数値を算出しています。米国で有名な指数ですが、最近は日本でも注目されています。

算出方法は、時価総額加重平均という方法で求められていて、株価の平均ではなく、会社の規模を表す時価総額が基準となっています。

どんな会社が含まれているの?

参考にS&P500を構成する銘柄のうち、トップ10社を挙げてみました。S&P500は時価総額加重平均で算出されるため、時価総額が高い企業のトップ10を意味します。

Apple Inc.
Microsoft Corp
Amazon.com Inc
Berkshire Hathaway B
Facebook Inc A
JP Morgan Chase & Co
Johnson & Johnson
Alphabet Inc C
Alphabet Inc A
Exxon Mobil Corp

など、米国を代表する会社で世界でも有名な会社ばかりです。

業種別の内訳

業界別内訳をみてみましょう。

出典:S&P Dow Jones Indices

トップから見ると、IT業界、ヘルスケア、金融業界となっています。
構成銘柄トップ3はアップル、マイクロソフト、アマゾンなのでやはりIT業界の割合が高いですね。

どのように利用されているの?

S&P500は指数なので、その指数自体が直接販売されているわけではありません。この指数に含まれている500の銘柄が参考にされるということです。

この500社に選ばれている会社は、世間からは知名度が高いことを意味していたり、社会的に安定している会社と認知されたりといった面があります。

このS&P500に連動する投資信託やETFがたくさん開発、販売されています。日本でも最近、S&P500に連動する商品が増えてきました。

S&P500に連動するとは?

そもそもですが、「S&P500に連動する」とは、どういうことでしょうか。?の方も多いと思いますので簡単に説明いたします。

S&P500はその名の通り、500社の銘柄で構成されています。連動するとは、この500社を同じように購入するということです。例えば投資信託であれば、その投資信託を運用している会社がS&P500を参考に購入していくということです。

例えば、eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)という投資信託があります。これの値動きですが、S&P500と原則的には似た動きとなります。ですので、S&P500が5%上昇すれば、eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)も5%に近い値で上昇することになります。

S&P500に連動している日本の投資信託

日本で販売されているS&P500に連動している投資信託は下記になります。主要ネット証券で購入できます。

・eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
・iFree S&P500インデックス
・iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド
・米国株式インデックス・ファンド

S&P500に連動している東証上場のETF

東京証券取引所(東証)に上場している、S&P500に連動しているETFは下記になります。ETFは上場投資信託といわれる株式の一種です。東証に上場されているので、主要ネット証券で購入できます。

・SPDR S&P 500 (1557)
・iシェアーズ S&P500 米国株 ETF (1655)
・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)
・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)H有(2521)

ニューヨーク証取上場のETF

ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca)に上場している、S&P500に連動しているETFは下記になります。米国株式の口座をつくらないと、これらのETFは購入できません。日本の口座で買うなら、上記に書いたSPDR S&P 500 (1557)を購入してもよいかもしれません。

・SPDR S&P 500 (SPY)
・iShares Core S&P 500 ETF (IVV)
・Vanguard S&P 500 ETF (VOO)

まとめ

S&P500というキーワードが、最近しきりに聞こえてきます。まだあまり知らない方もいると思いますが、米国市場が好調なので、それに関連して近いうちにS&P500の話を聞くようになると思われます。

米国に投資する予定があったり、興味がある方は、頭に入れておきましょう

(参考)TOPIXとは

日本のTOPIXという指数については、こちらをご確認ください。

東証株価指数(TOPIX)の過去の推移と、実際に買ってたら利益出たか確認する

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