今回は、アメリカ(以下、米国)の代表的な指数を紹介します。
米国での有名な指数としては「ダウ工業株30種平均(以後、ダウ平均)」と「S&P500」があります。前回は「S&P500」について紹介したので、今回は「ダウ平均」について説明します。
前回紹介したS&P500についてはこちらをどうぞ
日本の指数でいうとしたら日経平均株価みたいなものです。この「ダウ平均」の値や値動きによって景気の動向や、企業の業績を知る目安となります。ちなみに、日本の代表的な指数である「日経平均株価」については一番下にリンクを貼りましたのでご参考ください。
ダウ平均とは?
米国における各業界を代表する会社から合計30社が選ばれ、それらの会社の株の平均を求めます。これをダウ平均と呼びます。アメリカ経済を表す指数のひとつです。
30社は、米国のニューヨーク証券取引所とNASDACから選出されています。
このダウ平均は、この2つの取引所が開いている時間帯は、リアルタイムで値が変化します。
どんな会社が含まれているのか
各業界から業界をリードするトップ企業が選ばれています。
IT業界→インテル、マイクロソフト、アップル、シスコ・システムズ
クレジットカード→ビザ、アメリカン・エキスプレス
生活用品→ジョンソン&ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
などなど、そうそうたる会社ですよね。
ちなみに、2018年12月現在、NASDAQに上場されているアマゾンやグーグル(alphabet)は含まれておりませんでした。もちろんNASDAQからもダウ平均に選ばれることがあります。
ここ10年の値動き
一言でいうとしたら、きれいな右肩上がりです。これと同じように米国経済が発展したということもできるかと思います。
出典:Yahoo!ファイナンス
2009年ごろ→8,000
2018年12月7日→24,388.95
ダウ平均は、あくまで30社の株価の平均です。この30社については、必要に応じて入れ替えを行っているとおもいますが、このように右肩上がりのチャートとなっているので、この30社が安定して成長しているということは言えると思います。
日本で買えるダウ平均に連動した投資信託
ダウ平均に連動した投資信託というものがありまして、日本の証券会社(主にネット証券)で買うことができます。「連動」とはどうのような意味かというと、ダウ平均の値が上がれば、その投資信託も上がるということです。いくつか紹介します。
・eMAXIS NYダウインデックス
・iFreeNYダウン・インデックス
・たわらノーロードNYダウ
他にもたくさんありました。
投資信託なので、購入する場合には、購入するときにチェックするポイントがあります下記の記事にまとめたので参考にしてください。
ダウ平均の「使い方」
米国を代表する企業30社の株価の平均の値ということで、米国経済を表している、といいかえることができます。
この値が上昇すれば、米国経済が上向きになったとか、米国経済が景気が良い、と言われます。
反対に値が下がれば、米国経済が下向きになったとか、米国経済の景気が悪い、と言われます。
投資をするときに、米国経済の状況を知るための指数の1つとして活用することができます。
日経平均株価とは(参考)
日本の日経平均株価という指数については、こちらをご確認ください。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
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